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執筆者の写真諫早独楽劇場

福島三部作上映会&トークライブ

『福島三部作上映会&トークライブ』を谷賢一さんを諫早独楽劇場に迎えて10月9日に開催します。

東日本大震災による福島第一原発事故が起きた双葉町の50年を綿密に取材し創作されたDULL-COLORED POP『福島三部作』の舞台映像を一挙上映。各回の終了後にアフタートークライブを開催。

今作品の作・演出家であり、『福島三部作』で第64回岸田國士戯曲賞と『福島三部作 第二部:1986年メビウスの輪』で第23回鶴屋南北戯曲賞をダブル受賞した谷賢一さんと地元の演劇人や災害支援に関わるアーティスト等とのクロストークを展開し内容を深めます!


2022年10月9日(日)

諫早独楽劇場(長崎県諫早市八天町15-4KGビル2F)にて

入場無料 (要予約)

予約フォーム


福島三部作

私の母は福島の生まれで、父は原発で働いた技術者だった。私自身も幼少期を福島で過ごし、あの豊かな自然とのどかな町並みが原風景となっている。  原発事故はなぜ起きてしまったのか? 政治・経済・地域の問題が複雑に絡まり合い、簡単に答えが出せない問題だ。しかし、だからこそ演劇でなら語れるのではないかと思った。異なる意見を持つ者たちが出会い、言葉を戦わせ合うのが演劇だ。答えを示すことよりも、問いを強く投げかけるのが演劇だ。演劇でなら語れる、「なぜあの事故は起きてしまったのか?」2年半に渡る取材成果を三部作・三世代の家族の話として紡ぎ直し、人間のドラマとして福島と原発の歴史を問い直したい。(谷賢一)





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第一部『1961年:夜に昇る太陽』 

10:00上映開始(開場9:30)


 1961年。東京の大学に通う青年・<穂積 孝>は故郷である福島県双葉町へ帰ろうとしていた。「もう町へは帰らない」と告げるために。北へ向かう汽車の中で孝は謎の「先生」と出会う。「日本はこれからどんどん良くなる」、そう語る先生の言葉に孝は共感するが、家族は誰も孝の考えを理解してくれない。そんな中、彼ら一家の知らぬ背景で、町には大きなうねりが押し寄せていた……。  福島県双葉町の住民たちが原発誘致を決定するまでの数日間を、史実に基づき圧倒的なディテールで描き出したシリーズ第一弾。

 

アフタートーク

谷賢一×荒木宏志(劇団ヒロシ軍座長) 渡邉享介(エヌケースリードリームプロ代表)





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第二部『1986年:メビウスの輪』 

14:30上映開始(開場14:00)


福島第一原発が建設・稼働し、15年が経過した1985年の双葉町。公金の不正支出が問題となり、20年以上に渡って町長を務めてきた田中が電撃辞任した。かつて原発反対派のリーダーとして活動したために議席を失った<穂積忠>(孝の弟)は、政界から引退しひっそりと暮らしていたが、ある晩、彼の下に2人の男が現れ、説得を始める。「町長選挙に出馬してくれないか、ただし『原発賛成派』として……」。そして1986年、チェルノブイリでは人類未曾有の原発事故が起きようとしていた。  実在した町長・岩本忠夫氏の人生に取材し、原発立地自治体の抱える苦悩と歪んだ欲望を克明に描き出すシリーズ第二弾。

 

アフタートーク

谷賢一×森馨由(劇作家 / 劇団HIT!STAGE代表)



撮影 白土亮次


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第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

19:00上映開始(開場18:30)


2011年3月11日、東北全体を襲った震災は巨大津波を引き起こし、福島原発をメルトダウンに追い込んだ。その年末、<孝>と<忠>の弟にあたる<穂積真>は、地元テレビ局の報道局長として特番製作を指揮していたが、各市町村ごとに全く異なる震災の悲鳴が舞い込み続け、現場には混乱が生じていた。真実を伝えることがマスコミの使命か? ならば今、伝えるべき真実とは一体何か? 被災者の数だけ存在する「真実」を前に、特番スタッフの間で意見が衝突する。そして真は、ある重大な決断を下す……。  2年半に渡る取材の中で聞き取った数多の「語られたがる言葉たち」を紡ぎ合わせ、震災の真実を問うシリーズ最終章。

 

アフタートーク

谷賢一×松岡優子(俳優(yum yum cheese!)・制作者(Sulcambas!)・SARCK代表・国境なき劇団メンバー) 







お問い合わせ

諫早独楽劇場(長崎県諫早市八天町15-4KGビル2F)

代表 寺井よしみ 090-2079-9093 koma.isahaya@gmail.com

主催: 諫早独楽劇場

協力:DULL-COLORED POP モノクロラセン




トークライブ出演者プロフィール

■谷賢一

1982年、福島県生まれ。千葉県育ち。明治大学と英国にて演劇学を学んだ後、劇団DULL-COLORED POPを旗揚げ。ポップでロックな創作スタイルで高い評価を受ける。2013年、『最後の精神分析』の翻訳・演出にて第6回小田島雄志翻訳戯曲賞、文化庁芸術祭優秀賞を受賞。2019年、『福島三部作』を一挙上演。同作で第64回岸田國士戯曲賞、第二部『1986年:メビウスの輪』にて第23回鶴屋南北戯曲賞を受賞。一方で、劇団外の活動も活発に行っており、海外演出家とのコラボレーション作品も脚本や演出補として数多く手がけている。



荒木宏志(劇団ヒロシ軍座長)

1987年生まれ。2007年長崎県諫早市を拠点とする劇団ヒロシ軍を旗揚げ。県内外を問わず、活発的に活動中。劇団では全公演の脚本•演出•出演を担当。旗揚げ当初から変わらない青くささをモットーに不器用ながらも全力フルスイングで空回りしながらも生きる人間の作品が多い。2017・2018年北九州芸術劇場主催「劇トツ×20分」で2連覇


渡邉享介(エヌケースリードリームプロ代表)

長崎県諫早市在住。俳優。演劇プロデューサー

エヌケースリードリームプロ 代表 子ども劇団ホーリーゴースト代表

FM長崎 リコハウスのメインパーソナリティ

アニメ『ペコロスの母に会いにいく』主人公 岡野雄一の声

ドリームプラン・プレゼンテーション長崎2012「NK3 Dream Pro.演劇事業from長崎」にて共感大賞受賞


森馨由(劇作家 / 劇団HIT!STAGE代表)

長崎県佐世保市出身。1974年生まれ。長崎県佐世保市を拠点とする 劇団HIT!STAGEの代表/劇作家 地元で暮らす女性にしか見えない、 感じられない世界を丁寧に表現する作風が 観客の支持を集めている。

代表作

「春の鯨」 第13回『新人戯曲賞』最終候補ノミネート 

「白波の食卓」 第1回『九州戯曲賞』大賞受賞


松岡優子(俳優(yum yum cheese!)・制作者(Sulcambas!)・SARCK代表・国境なき劇団メンバー)

熊本県出身。ゼロソーには旗揚げから解散までほぼ全ての作品に出演。九州を中心に舞台出演多数。演出家としてミュージカル、オペラなど手がける。演劇祭など主催する制作者の一面も。被災地にアートを届けるSARCK代表。香梅アートアワード奨励賞受賞。


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■関連企画

谷賢一による演劇ワークショップ


【福岡開催】

俳優のための演劇ワークショップ

2022年10月6日(木)18:30~21:30

場所:ぽんプラザホール(福岡県福岡市博多区祇園町8-3 4F)

定員 15名

参加費 3000円

予約・問い合わせ

09090654409 (村井)

monochrorasen@gmail.com

予約フォーム 

主催:モノクロラセン


【諫早開催】

俳優と演出者のための演劇ワークショップ

2022年10月10日(月・祝) 13:00~17:00

場所:諫早独楽劇場(長崎県諫早市八天町15-4KGビル2F) 定員10人(俳優8人 演出2人) 参加費 3000円

予約・問い合わせ

09020799093(寺井)

koma.isahaya@gmail.com

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